50歳からの温泉一人旅と60歳から始めた低山ハイキングの記録

50歳を過ぎてから温泉一人旅にハマり、60歳を過ぎて低山ハイキングの楽しさを知りました。山に登って温泉に浸かる醍醐味を知ったら、やめられませんって( ´艸`)

女一人旅 世界文化遺産『富岡製糸場』

世界文化遺産富岡製糸場」に行ってきました。

こうした場所に行くと、必ずガイドをしてくれる人がいて

私は、ずっと生のガイドの声を聞きながら、見学したいって思ってたんです。

 

ガイドさん頼もうよというと、必ず「別に良いよ」と言われ

なかなか実現しなかたのですが、そこは一人旅。

自由にやらせていただきました(笑)

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画像左側がチケット売り場。

そこでチケットを買ったら、奥の△屋根のテントでチケットを切ってもらい入場。

ガイドを希望する時は、テントを過ぎたら、正面の建物手前を右奥へ。

ガイド代200円は、自販機に入れて専用チケットを購入。

そのチケットと引き換えに、専用インカムを渡されます。

ガイドさんの声が、そのインカムを通して聞こえてくる仕組み。

 

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ガイドのスタートは、メインの建物の裏手。

ここで建築様式や、見どころなどの説明を受けてスタート。

表に回ります。

 

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この建物のほとんどに、レンガが積まれています。

レンガを造るのは、日本の大工さんたちには始めての作業。

建物を建てた順を追っていくと、レンガの大きさや積み方が

次第に熟練してくるのがわかります^^

 

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この富岡製糸場は、操業を停止するまで所有していた片倉工業さんのおかげで

その姿をとどめたまま、文化財として保管されてきたそうです。

正面の建物は、東置繭所という場所で、1年中創業できるよう繭を保管した倉庫です。

現在は、建物の左右にはお土産屋さんがあります。

本物のシルクが、とってもキレイでした。

 

工女さんたちが働いていた工場に入ります。

繰糸場と呼ばれ、現在は国宝です。

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中の機械はこんな感じ。

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これらは、かなり新しい機械で、現在でも稼働している工場があるそうです。

昔は、こんな風だったようです↓

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日本の製糸生産方法を元に、フランス式製糸機が作られたんですって。

 

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上の画像は、フランス人の技術責任者が家族で住んでいた館。

地下室やワイン貯蔵庫のような場所があったり、

建物の三方を、ベランダで囲んであったりと

かなり贅沢な作りです。

(お給料も、左大臣と同等だったらしいですよ(@_@;)

 

フランスから来た人たちが、赤ワインを飲んでいるのを見て

娘の生血を飲んでいると噂になり、最初はなかなか工女さんが集まらなかったそう。

 

でも、農民の娘さんから士族の娘さんまでがここに集い

日本の製糸業発展のため、それを学ぶ場でもあった訳で・・・

日曜は必ず休み、盆と正月10日前後は休み。

毎日お風呂に入れて、食事や医療も無料だったそうです。

 

野麦峠を読んで、工女さんたちは、ツライ労働を強いられていたんだ

と思っていましたが、実はかなり待遇が良かったみたいです。

 

世界文化遺産富岡製糸場」は、この建物以外にも

冷たい風を利用して、蚕さんを貯蔵した荒船風穴。

 

蚕の品種改良や開発、普及を担った田島弥彦旧宅。

 

全国、海外にも製糸業の技術を広める中心的な教育機関、高山社。

 

これらを全て合わせて文化遺産としての登録になっています。