大人の休日倶楽部のCMで、吉永小百合さんが傘をさして立った赤い橋のある雲厳寺さんにドライブしてきました。
そのお寺は、緑深い山の中にありました。
金曜日に有給休暇を取って出かけたので、駐車場もガラガラ。
聞いたところ、土日は渋滞なんですってww
山門の入り口です。
少し斜めになっているのは私の腕だから、気にしないでね^^;
そして、たぶん・・・だけど、吉永小百合さんを撮ったアングルがこれ!
橋の下を流れる川は、八溝山に源流がある武茂川。
雲厳寺周辺は、禁漁区です。殺傷を良しとしない聖域なんですね。
赤い橋を渡り、階段を上がると本殿が見えてきました。
山門の扉には、戊辰戦争の玉の跡があるらしいけど、見つかりませんでした。
で、階段途中で作務衣を着て木の枝切をしていたお坊さんがいて、少しだけお話したらこちらの老太子様でした(*_*;
奥に進むと、本殿です。
本殿左手に、こんな案内を見つけました。
雲厳寺のある黒羽地区は、みちのくに旅立つ松尾芭蕉が長逗留をしたことで知られています。
当時の住職と知り合いだったらしく、雲厳寺を訪ねて句を詠んでいるようです。
「きつつきも庵(いお)は破らず杉木立」
この雲岩寺は、何度も焼失したようです。
豊臣秀吉にも、焼き討ちされてるんですね。
この案内板の右側に階段があります。
禅の修行道場になっていた建物です。
階段を上がると、石の隙間から二輪草が健気に咲いていました。
禅道場の場所から後ろを振り返ると、本殿の屋根と山々が・・
禅道場から建物に沿って右に進むと、御朱印の文字が!
で、頂戴してきた御朱印がこれ↓
直接書いては頂けないようで、既に書いてある御朱印を300円で購入。
普通は、日付とか書いてくれたりするけど、それも無し。
老太子様がご自分で枝切をされているようなので、人手がないのでしょうね。。
そのまま道なりに下っていくと、花影に鐘つき堂が見えました。
昔は、年越しともなると、この鐘をつくために、あちこちから沢山の人が集まって賑やかだったそうです。
今は、キケンだからという理由で、鐘つきはできなくなっています。
また、往時を知る地元の人が言うには、鐘つきのために人が集まってきたころの雲厳寺には、沢山の修行がいらしたそうです。
年越しの時間が近づくと、そうした僧侶たちの浪々とした読経の声が響きわたり、そこに鐘の音が加わって、荘厳だったということです。
御朱印をいただくために少しだけ入った建物の中は、ひんやり涼しくて、特別な空気を感じることができました。