五色沼に行ったのは、10月7日水曜日でした。ちょっと昔の記録ですが、忘れないうちにアップしておこうと・・・私の記録なので、恐縮です^^;
10月7日は、会社がコロナ禍による一時帰休を実施する中、私にとっては最後の平日休みとなった日です。
片道120kmほどの、ドライブコースです。福島県白河からR294に入り、そのまま湖南町へ。猪苗代のほとりを走って、裏磐梯に入ります。
五色沼散策(所要時間1時間半)
最初は、バスで裏磐梯高原駅まで行って、車を停めた毘沙門沼のほうに戻ろうと経過していました。しかし、バスがないww
ビジターセンターの駐車場の片隅からバスが出るのですが、私が到着したときは、20分ちでした。田舎者は、バスを待つなんて無理wwということで、予定を変更し、毘沙門沼から裏磐梯高原駅近くの柳沼を目指します。
散策路は1本道ですが、このルートだと、やや上りの状態が続きます。工程は4km程度ですが、上ることと、きれいな苔に見とれたり、美しいカエルの声に足を停めたりで、1時間半ほどかかりました。
毘沙門沼を起点にすると、一番遠回りなのがレストハウス側から入るコースです。私は迷わずそのルートを選択し、いざ出発!
毘沙門沼
沼に沿って歩いていくと、階段があり、そこを降ります。
降りたところが岩場になっていますが、ここから先の右のルートが入り口です。
岩場を抜けたら、少しの間は木道ですから、歩きやすかったです^^
毘沙門沼は、五色沼の中でも一番大きな沼です。磐梯山が見える人気スポットでもあるらしいです。
また、沼の底には珪酸アルミニウムが沈殿しているため、天気によってエメラルドグリーンだったり、深い緑だったり、稀に赤い色になったりと、様々な様相を見せてくれる沼でもあります。
錦鯉が泳いでいたので、誰かが離したのでしょうか?
10月7日ころは、うるしの木やツタ類の効用が始まっていました。今頃は、もっときれいになっているのかもしれませんねぇ。。
毘沙門沼を過ぎると、道はこんな「ザ・自然探求路」的な雰囲気になります。
赤沼
毘沙門沼から赤沼までは、少し距離を感じました。
五色沼の中で、一番小さい沼です。水質はph3.9という強酸性で、酸化した鉄が葦の根元付近に付着して赤く見えることから、赤沼の名がついたそうです。
雪が積もると薄緑色、新緑のころは流れ込む雪解け水が増えることで緑色になり、真夏は濃い緑色に変化します。
みどろ沼
みどろ沼は、深泥沼とかきます。実は世界的にもここだけという、大変貴重な沼です。
なんとなく、水の色が少し違ってみえませんか?西側は青緑色。でも、東側は透明。しかも、中ほどは鉄バクテリアの影響で、赤っぽく見える場所があるという、とても珍しい沼です。
ここから弁天沼の間に、竜沼という小さな沼があります。倒木や大きく茂った草木で、なかなかのぞき込むことはできませんが、大きな川の水音が特徴です。
弁天沼
弁天沼の展望台から撮った画像です。
青白い色をした弁天沼は、毘沙門沼に次ぐ大きな沼です。流れ込む水もありますが、地下水も直接湧き出している沼です。地下水に亜硫酸が含まれており、珪酸アルミニウムに変化して底に沈殿しているため、こんな青色になります。
時期や天気によっては、深い緑色に見えることもあるようです。
瑠璃沼
見えている前方の山は、磐梯山です。真ん中のへこんだところは、かつての大爆発でふっとんでしまった本来の山の山頂部です。
瑠璃沼は、今までの沼の反対側にあります。おしゃべりに夢中になっていると、気が付かずに通り過ぎてしまうかもしれませんので、注意してください。
実はこの瑠璃沼が、五色沼の中で一番雰囲気が神秘的とされる沼です。あまり大きな沼ではありませんが、この沼は日本で唯一のウカミカマゴケの繁殖地です。
色は晴れた日は、鮮やかなコバルトブルーになります。硫酸イオンやカルシウムを多く含んでいるため、時間帯や季節、天候でも水の色合いが変化していくため瑠璃沼となずけられました。
青沼
まさに青い沼です。
湖面に近い葉が白いのは、水に含まれる強酸性の硫化水素で脱色されてしまうためです。もう、このあたりから、道路を走る車の音が聞こえてきます。もうすぐ出口と思うと、寂しです^^:
瑠璃沼の水が流れ込んでいるため、場所によって少しだけ色が違ってみえたりもします。瑠璃沼から流れ込む小さな小川も、苔むした美しい場所です。
これらの沼の詳細は、福島大学が公開している五色沼湖沼群のサイトで、詳しく知ることができます。
柳沼
最後の沼ですが、すぐ向こうには道路も見えたりします。下界に戻った感が否めませんww
柳沼に向かう少し手前に、こんな看板があります。そして若干の下り道です。
柳沼のほうから入ったのであれば、行ったかもしれませんが、反対側からずっと上ってここまで来た私は、今回はパスすることにしました。
柳沼は、冬は凍結するため、ワカサギ釣りなどが行われます。道路の反対側は、檜原湖です。
とうとう出口です。。
ここを上がると、高原駅側に駐車場です。
今度こそ、バスで戻ろうと、道路向かいのバス停に・・・
ところが、今回もバスは無し。
ここについたのが、12時少し前でした、平日なので、次のバスは14:32分です。待つのも、歩いて引き返すのもムリ!ということで、1台だけ待機していたタクシーを利用して戻りました。
タクシー代は、1520円でした。
五色沼でランチ
水曜日って、ホント!に定休日が多いのですよww セブンイレブンの正面にあるお蕎麦屋さんが、いつもの食事どころなのですが、今回はやっぱり休み。
考えた末、ビジターセンターの上に位置するレストハウスに向かいました。そこで食べたのが、山塩ラーメン。
会津と言えば、山塩ということで、以前も会津駅構内で山塩蕎麦と食べて、淡白過ぎてあきちゃったけど、今回も同じでした(笑)
以前の会津塩蕎麦の記事はこちらです。
ohitorisama-onsen.hatenablog.com
日帰り温泉「こがねの湯」
さて、〆は温泉です。この辺りで、あまり有名なお湯を聞いたことがなくて、現地でググってみたとろこ、黄金の湯なる鉄分の多い温泉があるとのこと。
見つけたのは、裏磐梯休暇村の温泉です。
湖沼群は酸性が強く、硫化水素臭もするけど、温泉自体は透明なお湯が多いと思っていたので、鉄分が含まれるお湯は珍しいと思っていってきました。
入り口を入ると消毒用アルコールと、検温です。検温は、カメラのあるタブレットのようなものの前に立つだけでした。OKと出たので、中に入ります。
本来ホテルですから、中は広く、気持ちが良いくらいキレイです。
人がいないところだけ、撮影をさせてもらいました。
脱衣所です。帰りにサーバーから水をペットボトルにもいただいちゃいましたが、美味しい水でした・
アメニティ関連は↓
内湯のドアを開けると、左に浴槽が二つ。こちらは沸かし湯で、ミネラル豊富な石が沈められており、柔らかいお湯でした。
正面が黄金の湯の内湯ですが、透明だったので、最初は超新鮮なのかとニンマリしましたが、よくよく見ると、加水・加温の循環でした。
露天風呂だけが、赤茶色の黄金の湯です。ただ、お湯はほんのチョロチョロだったので、もしかしたら循環のほうが清潔かもしれませんね。
ホテルのお掃除は徹底されているようで、時々塩素系消毒剤の匂いを感じました。
まとめ
自然の中を歩いて、〆に温泉って、達成感がハンパなくて、チョーーーー楽しかったです。これからは、どんどんこんな日帰り旅を楽しみたいと思いました^^
次は、一人旅で行った沢渡温泉をアップする予定です。忘れないうちに、書かないとね^^;