少し前の話です。ずっと悩んでいたのですが、やっぱり楽しかったので、一人旅の記念記事を投稿しておきたいと思います。
今回の旅の目的地、福島県の飯坂温泉は、奥州三名湯の一つに数えられた歴史ある温泉です。単純泉という、誰でも安心して入れる温泉ですが、熱いことで知られています。
電車でGO!飯坂温泉へ(1日目)
ひっさびさの電車の旅です。福島まで新幹線で向かい、そこから飯坂線に乗り換えます。
飯坂温泉というと、坂が多くて、狭いという印象があったので、車より電車のほうが便利かなぁと考えたことと、近場でも旅したという実感は、車より電車のほうが感じやすいと思ったからです。
新幹線は、地震の影響で臨時ダイヤで運行です。それでも、指定席は買わずに自由席で、問題なく座ることができました。見渡した限りでは、半分くらいが埋まっている感じかなぁ。。
円盤餃子の店「照井」さんへ
実は福島駅で、もう一つの目的があったのです。それは、飯坂温泉名物の円盤餃子を食べること。
事前に調べてみましたが、飯坂温泉内の店舗は、夕方からの営業がほとんどのうえ、コロナ禍で客足がかなり落ちていて、営業していない店も多いらしいことがわかったためです。
そこで、飯坂温泉に本店があり、福島駅の東口に店を抱いている円盤餃子の照井さんを目指すことにしました。
福島駅で新幹線をおりたら、ひたすら東口を目指します。
このまま進んで2度目の改札を抜け、自動ドアを入ると、そこは駅ビルでした。どっちが東かわからない・・・
自動ドアを入って最初にある、駅ビル内通路の十字路を、右に曲がります。そのまま進むと、左側に東口に出る階段があるので、そこをおります。
階段を下りたら、右手に進むと、福島駅の東口入り口があり、そこを通り過ぎてすぐに照井さんはありました。
11時オープンのお店に、到着が11:30頃でしたが、待つこと50分。この日は、気温は高い日のはずでしたが、風が冷たくてww
1人で来店した人は、カウンターが空き次第呼んでくれるので、団体さんたちよりは少し早めです。
私が案内されたのは、2人掛けようのテーブルでした。
さすがに22個の円盤は食べれと思った私は、半円盤とビールにしました。寒かったから、あったかいラーメンを食べたかったののですが、私の胃袋が小さすぎて、それも断念です(-_-;)
餃子のたれも研究されているとのことでしたので、迷わずそれを使わせていただきました。
餃子王国宇都宮の餃子を食べなれている私には、正直いって、行列をつくるほどではないなぁという印象でした。(あくまでも個人の感想です)
皮は薄くてもちもち、揚げ焼にした反面は香ばしくパリパリです。中身は野菜が多めで、水分をしっかり絞っているので、一口で食べないと中身がボロボロと落ちてしまいます。
量は11個で充分でした。ラーメンが食べたかったなぁww
飯坂温泉へ向かうぞ!
福島交通飯坂線の乗り場が分からなかったので、最初の東口出口まで戻りました。地図があったことを、なんとなく記憶していたので・・
なるほど!最初東口に出るのに、駅ビル内の最初の十字路を右に曲がりましたが、今度はそこを左です。左に曲がったら、エスカレーターが見つかるまで直進!
エスカレーターを降りたら、あとは看板通りに乗り場に向かいます。
電車はすぐにやってきました。
なんか、可愛くね♡
車内も同様に、可愛い2両編成です。
殆どの駅が無人駅のため、車掌さんが乗っています。切符を買うのも、降りる際に切符を渡すのも、全て車掌さん。目まぐるしく走り回っていました。車掌さんのシンボルともいえる、大きながま口にショルダーバッグを下げていましたよ^^
全ての窓にも、こんなペイントが♪
そして、終点飯坂温泉駅到着です。
改札付近の様子。
レンタサイクルも、駅で借りることでできるようです。坂が多い街なので、電動アシスト付きレンタサイクルは、魅力的。もっと良い季節なら、私も借りたいとおもったはずです。
改札を抜け、階段を上がって、駅の外にでます。
着いた!やっぱり電車旅は良いなぁ^^
飯坂温泉街歩き1日目
飯坂温泉前の交差点は、スクランブル交差点なんです!まぁ、車が多いというよりは、道が狭いことが理由かもしれませんが、渋谷じゃん(笑)
駅のすぐ右手にかかっている橋は、十綱橋。
この橋を渡るための歩道はなく、片側だけ60㎝くらいの幅で、歩行者用のラインが引いてあるだけという狭さです。
最初に向かった先は、飯坂温泉の代名詞ともいえる鯖湖湯。
左側にある建物は、ほりえや旅館さん。いい感じの建物ですよね。右に見える小さな屋根が、鯖湖神社です。
その奥に鯖湖湯があります。
入り口から直接、男湯と女湯に分かれています。女湯のドアを開けると、正面に券売機。そこで購入した券は、右側の窓から奥にいるスタッフさんに渡します。
早速脱衣所・・・と思ったら、脱衣所とお風呂の間には仕切りがありませんでした。去年行った、沢渡温泉まるほん旅館さんを思い出しました。
ohitorisama-onsen.hatenablog.com
常連さんらしき年配のお嬢さんたちが入っているところに、こんにちはと入っていったのですが・・・熱い!思ったとおり熱い!
シャワーがないので、最初の掛け湯も湯舟から取ります。思わず、熱い!と叫んだ私に、お姉さま方は「水を入れても良いんだよ」」といってくれました。
しかし、見ていると、一番熱いだろう湯の注ぎ口に、平然と入っているお姉さま方。私だって、もっと熱い湯宿温泉を経験しているのだし、今回も熱湯を求めてきたのだから、ここで引き下がるわけにはいきません^^;
ohitorisama-onsen.hatenablog.com
出たり入ったりを繰り返し、ほぼ1時間、鯖湖湯を楽しみました。その間、違う旅行者らしい女性もやってきましたが、ほとんど湯舟に入ることなく帰ってしまいました。
上がり湯ようには、温めのお湯が2か所に用意されています。それをかぶって、身体を拭いてから、脱衣スペースに戻ります。
熱かったけど、気持ちよかったです!私が入りたかったお湯が、まさにこれです!!
ということで、汗を拭きながら、今日のお宿に向かいます。飯坂温泉は、その名の通り、細い坂道が沢山あります。
迷子になるほど広い地域ではないので、石畳の坂を歩くのも、楽しいウォーキングになります。
私が迷っていたこと
私が迷っていたことは、宿のことです。とにかく腹立たしい限りの宿でしたが、それは私の主観ですし、じゃらんの口コミは、それほど悪いものではありませんでした。だから私も選んだのですが・・・
私的には、ドン引きするほど汚くて、ご飯も美味しくなかったのですが、それを書くことで、営業妨害をしてはいけないと思い、今回は一切記載しません。
飯坂温泉街歩き2日目
旅館を出るとすぐに目についたのが、共同浴場の切湯でした。
工事現場のような階段を降り始める途中に、券売機があり、スタッフがいる建物もありました。そこで券を購入し、スタッフに渡します。
マジっすか!と言いながら、下に降りると、現れたのが切湯。
www.city.fukushima.fukushima.jp
ここは、脱衣所と浴室の間に、サッシのドアがありました。中には地元の方が、すでに入浴中でした。お湯はさほど熱くはありません。
少し話を聞かせていただきました。地元の方でも、鯖湖は熱いそうです。そして、水を入れると怒られることもあるため、行かない人も多いのだとか。どこにでもある、地元事情っていうヤツですね(笑)
切湯でたっぷり温まった後は、旧堀切邸に向かいます。入場無料。足湯や手湯もありますし、建物の中を見学することもできます。
場所は、前日行った鯖湖湯の直ぐ奥の右手側でした。
どうやら、着いたのは裏門みたいです。入ると庭が広がり、右側奥には手湯、足湯がありました。
こちらが母屋のようで、中を見学させていただきました。
ぐるっと回って、正門から外にでました。
江戸時代から続く、豪農・豪商の建物ということですが、なんとなくサラっと終わりました^^;
地図を見ると、八坂神社が近いらしいので、足を延ばします。
奥に見える大きな草鞋は、奉納されたものだそうです。なぜ大わらじが奉納されているのかは不明です。
この後は、波来湯(はこゆ)に行ってきました。
一見古風なたたずまいですが、それは見た目だけです。入り口は2階にあたるので、階段で浴室のある1回におります。エレベーターもありますよ。
この時は、入場制限がされていました。
シャワーも洗い場もありますが、シャンプーなどのアメニティはありません。脱衣所が狭くて、気をつけようもなく密になりますが、中は広々としています。
熱いお湯とぬるめのお湯に交互浴できるのが、うれしいです。ただし、温めのお湯は加水されています。
見ていると、みなさん最初に源泉かけ流しの熱いお湯を、洗面器に受けてお風呂の淵に確保していました。何をするのだろうと思ったら、最後の掛け湯ようみたいです。早速私も真似をしてみましたよ(笑)
波来湯を上がったころは、丁度お昼です。今度こそラーメンを!ということで、ググってみました。「近くの美味しい飯坂ラーメン」
そこでヒットしたのが、波来湯から歩いて数分の笑楽庵さんでした。ちょっと地味過ぎて、通り過ぎるところでしたww
4人掛けの小さなテーブルが4つ。もしかして土間かと思うほど、昭和な店内ですが、さすがに床はコンクリでした(;^_^A
ツルツルとしたコシのある麺で、懐かしい感じのするスープ。全然臭くないチャーシュー。美味しくて、食べやすいラーメンでした。
私以外は、近くの常連さんたちといった雰囲気でした。
電車で現地にいって、歩き旅だからこそ入れる、こうした街の食堂。こういうことが、ニンマリする旅の醍醐味ですよね♪
次も、電車の旅にしようかなぁ^^
おわりに
宿こそはガッカリでしたが、それでも飯坂温泉の旅は楽しかったです。街中ですれ違う人を見ると、マップを見ながら散策している人が多くて、仲間♪が沢山いると嬉しくなりました。
次こそは、私好みの宿を見つけなきゃ!と思った旅でした。