50歳からの温泉一人旅と60歳から始めた低山ハイキングの記録

50歳を過ぎてから温泉一人旅にハマり、60歳を過ぎて低山ハイキングの楽しさを知りました。山に登って温泉に浸かる醍醐味を知ったら、やめられませんって( ´艸`)

湯活!やっぱりこれだなと思った熱塩温泉の旅

会社が一時帰休を実施している関係で、10月は毎週金曜日が休みの当番日となりました。そこで、季節も良いし、せっかくなのでと出かけた先が、熱塩温泉です。

 

今回も時系列で記録していきます。

 

 

鷲倉温泉で日帰り入浴

いつもとは違うルートを走りたい!と思って、今回は高速を走り、二本松で降りるルートを選びました。全走行距離365km。一泊二日でこのくらいの距離を走ると、出かけたという気分がします。

 

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高速の安達太良SAです。なぜウルトラマンなのか・・・見るたび思うのですが、未だに調べていません(;^_^A

 

二本松から岳温泉土湯温泉をかすめ、たどり着いた先は、鷲倉温泉さん。

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ここまでくると、風が強くて寒い。もう、冬の気配を感じました。

 

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入浴料は800円ですが、タオルとそれが入ったポーチがもらえます。

 

www.washikuraonsen.com

 

こちらは、硫黄泉と酸性緑礬泉(さんせいりょくばんせん)の二つの源泉があります。緑礬泉という文字を始めて目にしたので、行ったみたいと思ったのです。

 

湯活の大先輩の、Twitterのフォロワーさんが、この文字の読み方と、「酸性の硫黄で分を含むお湯」のことだと教えてくれました。

 

その湯屋がこちらです。

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脱衣所には、脱いだ着衣を入れる籠があるだけです。浴室には、シャワーやアメニティーに属するものは、何もありません。

 

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周りは、少し紅葉が始まっていました。

 

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ぬるめのお湯なので、ゆっくり長湯をしていたら、本宮から息子さんと紅葉ドライブに来たという年配に女性と遭遇。年配とはいえ、小さなお孫さんが3人とおっしゃっていたので、もしかしたら私とあまり変わらないかも(笑)

 

この後、服を着て硫黄泉の大浴場に向かったのですが、私より一瞬先に入った女性客2人が、大きな声でお喋りをしていたので、入浴を断念して帰りました。

 

こちらの緑礬泉は、入った最初に肌がピリピリしました。次のお湯に入ったらボディークリームを塗ろうと思っていたのが、それができなかったため、この後、肌がパリパリで。。油断は禁物ですね(笑)

 

熱塩温泉に向かいます!

今回のルートは、スカイラインからレイクラインを経由し、裏磐梯を抜けて喜多方市の端に出、米沢に向かうルートで熱塩入りというものでした。

 

途中、山の中でラーメン。

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まず店内に入りテーブルにつくと、おばあちゃんが怪訝な顔で私を観察していました(笑)「1人げ?だんなはいねの?」これが、第一声ww

 

こんなおばちゃんが、1人でドライブしているのがよほど珍しかったのかもしれませんね(^▽^;) 「うめがら飲め」と出してくれたお茶。番茶ですが・・・(笑)

 

お願いしたラーメンが来ました。(。-人-。) ゴメンネ・・・まずいww(あくまでも、私個人の感想です)

 

お腹が空いていたので、全部食べました。麺が溶けそうなほど柔らかかったです。私はまだ、全部の歯が健在なんですが(-_-;)

 

次に向かったのが、日中線記念館。

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キャー可愛い♪

 

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改札です。

 

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待合室です。

 

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待合室の天井。

 

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線路側からみた建物。

 

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汽車の進行方向から見た駅舎。

 

そしてここで大発見!日中線とは、喜多方から熱塩駅までを結んでいた国鉄だとは知っていましたが、実は私が住む栃木県と深い繋がりがあったようです。

 

元々は、日光のお膝元の今市から、会津を抜けて喜多方を通り、米沢市までを通すはずだった路線の一部なのだそうです。

 

栃木県は昔、下野の国と呼ばれ、福島県は岩代の国と呼ばれていました。山形が羽前の国と呼ばれていたことから、全線が開通すれば「野岩羽線」と呼ばれることになっていたそうです。

 

それが支那事変が激化し、太平洋戦争に突入したことで、この計画が頓挫し、そのまま廃案、廃線に繋がったそうです。

 

現在、今市市から会津若松市までは、野岩鉄道東武鉄道によって繋がっています。この区間だけは、特急列車に乗っても、特急券がいらないのです。

 

野岩鉄道という名前の由来が、やっと分かりました。スッキリするとともに、思わぬご縁に、チョッと興奮しました(笑)

 

大塩温泉山形屋

大塩温泉で、1人宿泊を受け入れてくれているのが山形屋さんだけでした。楽天じゃらんで検索しただけなので、電話で直にお願いすれば泊めていただけるかもしれませんね。

 

www.spa-yamagataya.com

 

「一流のいなか」をコンセプトにした、7階建ての大きな旅館でした。通常、数部屋しかないような温泉旅館が好きで、そうした旅館にばかり泊っていたいので、大きな旅館は少し不安です。

 

こちらの旅館は、足湯、大浴場、露天風呂、チャコールバーデン(炭を使った温浴施設)などがあって、多彩に楽しむことができます。

 

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まずは投宿です。部屋は掃除が行き届いていました。映っていませんが、座椅子が私が嫌いが木のツルツルのヤツで、落ち着いて座っていられないのが残念でした。

 

お湯は大きなポットに用意されていて、いつでも沸かし直しができます。水はテーブルにある小さなポット。冷蔵庫は空っぽ。お茶セットにはお茶だけでした。

 

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おしぼり、お茶請けが二つ。小物入れ。フロントで貸してくれるアルコールの消毒スプレーは、帰りにフロントに返却するものです。

 

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部屋にはお風呂こそないものの、トイレと洗面台はあります。これは嬉しいよね^^アメニティーは、必要最小限でした。

 

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スリッパに貼れるよう、シールが準備されていました。これで、ほかの人のスリッパを履く心配がありません。

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まずは足湯です。

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お天気が良ければ、夕焼けがキレイだったのでしょうねぇ。。でも、1滴も雨が落ちなかったことは、さすが晴れ女と自画自賛(笑)

 

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こちらは、朝湯の時に撮った大浴場です。外に屋根がかかった半露天があるのですが、そこにあった貼り紙が不思議でした。

 

「アブやメジロに注意してください」

 

メジロ??鳥の??? なんで???? 誰にも聞けず、未だに謎です(''◇'')ゞ

 

今回は夕食無しの朝食付きプランでお願いしました。そしたら、なんと夜の時間がたっぷりあって、自由な気分が満喫できました。

 

私は元々あまり量を食べることができず、旅館の美味しい夕食を無理してお腹に詰め込むと、苦しくて眠ることができなくなるのです。

 

今回の夕食は、熱塩温泉入り口にあったセブンイレブンで、レタスたっぷりのサンドイッチとゆで卵2個。缶ビール2本です。これで十分なのですから、夕食がキツイのも仕方ありません。

 

で、泊り客たちが夕食の時間帯に、中国式マッサージをお願いしました。中国式というからには、ツボをグイグイおすのかなぁ・・・痛いだろうなと想像していたのですが、どちらかというと、オイルマッサージに近い手技でした。

 

そしてチャコールバーデンも楽しみました。低温で、室内も明るかったため、本を片手にじっくり汗をかきました。

 

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足元にあるビニールシートを被って使うそうですが、どこにも使い方がなく、分からないままでした。最後の大浴場で掃除をしていたスタッフに聞いて、初めて知ったのです。

 

大判のバスタオルと専用の浴衣をフロントで借り、大浴場で着替えてから地下におります。時間が無制限なのもありがたいです。

 

自分の判断で大浴場にもどり、シャワーで汗を流してから何度目かの入浴。部屋に戻り、敷いてもらった布団の上に寝転びながら、テレビを見ていたはずなのですが、いつの間にか眠っていました。

 

気が付いたのは11時過ぎ。この時間はお風呂が清掃時間になるため、入れないって言ってたなぁと思い出し、歯磨きをして、再び布団へ。今度はちゃんと掛け布団の下に潜り込みましたよ。

 

実は私は寝つきがとても悪く、入眠補助サプリが必要な日がよくあります。一度目が覚めると、これまた眠れない・・・

 

なのに、寝ましたよ(笑)たぶん、最初にテレビの前で寝てしまったのが21時ころ。途中歯磨きをしましたが、あとは朝6時に目覚ましが鳴るまで爆睡でした(*^^)v 温泉効果? 炭効果? 一人温泉旅を始めて数年。やっと「これだな!」と思える温泉時間に巡り合えた気分です。

 

朝は、朝風呂の後に朝ごはんです。

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夕ご飯を無理しなかったおかげで、朝はお腹が空いていました(*^^)v それでも、何とか頑張って全部食べられたという具合です。

 

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その四 白米は輝いていないといけません・・・これだけは残念なことに、輝いてはいませんでした。この時期なので、新米を期待したのですが、たぶん違うと思います。

 

でも、この後ラウンジで、セルフですがコーヒーやジュース類を自由に飲むことができます。また、チェックアウトの時には、お土産のお箸もいただきました。

 

せっかくなので、チェックアウト後に小さな熱塩温泉共同浴場へ。

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中はこんな感じです。

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脱衣所は、女性は左側。真ん中のカーテンがL字のレールに下がっているので、それを引いて目隠しをします。

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中は2人も入れば、ソーシャルディスタンス的にいっぱいかなという大きさ。

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手前のカーテンで、男性用のスペースと繋がっています。

 

代金200円は、示現寺手前右側角にあるお店に支払います。近くには、無料の足湯もあります。

 

私は、熱塩温泉というのは、塩の湯であると同時に、とっても熱い温泉なんだと勝手に思っていました(苦笑)行ってみると、熱い湯ではなく、それはこの共同浴場でも証明された気がしますww

 

帰りは中ノ沢温泉経由で♪

せっかくなので、帰りは中ノ沢温泉でもうひとっぷろ♪ ググってみて、ここキレイかもと思ったのが、西村屋さんです。

 

喜多方から磐梯山の裾野を回り込むように走り、中ノ沢温泉を目指します。運転をしていたので、写真は撮りませんでしたが、磐梯山の裾野はすごく広く雄大で、そこに広がる棚田が美しくて・・・次は、水が入った春先の棚田を観に来たいと思ったくらいです。

 

一緒に雄国沼も歩きたい!そして温泉に浸かって・・・と、希望が膨らんじゃます(笑)

 

中ノ沢温泉が、酸性泉であることを知っていた私は、実は少し敬遠していました。酸性度が2度台の温泉に入ると、体調によって湯ただれを起こすからです。

 

でも、熱塩温泉でたっぷり眠ったし、マッサージもしたし、薬も持ってるしということで、今回寄ってみることにしたのです。何しろ、噴出量が日本一とか・・・魅力的です♪

 

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ここ中ノ沢温泉には、湯宿は数件です。その中から私が西村屋さんを選んだのは、湯の色の美しさ。

 

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ここには、熱めの浴槽とぬるめの浴槽があります。真ん中を大きな岩が遮っている形です。そこから流れ出る湯の多いこと!もったいないほどの、かけ流し状態でした(笑)

 

中ノ沢温泉の源泉は、どの旅館も同じです。西村屋さんがこんなきれいなブルーなのは、タイルの色が透けて見えるから。

 

私、実は浴槽がタイルって好きなんです。温泉に長い時間入っていることが多いので、出たり入ったりを繰り返します。そんなとき、岩を積みあげたような浴槽だと、落ち着く場所がないのです。

 

同じ理由で、ヒノキなどの浴槽も大好きです。

 

中ノ沢温泉のお湯は、湯量が豊富な硫黄泉です。普通は、真っ白になってもおかしくないのですが、豊富な湯量のため、温泉が新鮮なので、真っ白にはならず、少しだけ白いお湯な感じです。

 

上品な白いレースから空かしてみたように、タイルのブルーが湯色に溶け込んで、こんなきれいな色になっているのです。

 

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湯上り後、またまたランチはラーメンです。西村屋さんのお隣にあった、小西食堂さん。駐車場も一緒だし、西繋がりだし、親戚とか?

 

ここでも、1人かと念入りに確認されましたが、おばちゃん1人って、そんなに珍しいですか?

 

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(。-人-。) ゴメンネ・・・普通かな(あくまでも私的にはです)

 

あぁ!!!帰りたくない!!!と思いつつ、母成グリーンラインを走って帰宅の途へ。

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ここを走っているとき、私の前には2台の車がありました。でも、次々と私を避けて止まるんです。

 

私、煽っていませんが。。みんな気にしながら走っているんだね。嫌な世の中になったなと、思わずにいられませんでした。

 

さて!次はどこに行こうかな^^ 次は夫も連れていってあげようかなぁ(笑)