会社が一時帰休を実施している関係で、10月は毎週金曜日が休みの当番日となりました。そこで、季節も良いし、せっかくなのでと出かけた先が、熱塩温泉です。
今回も時系列で記録していきます。
鷲倉温泉で日帰り入浴
いつもとは違うルートを走りたい!と思って、今回は高速を走り、二本松で降りるルートを選びました。全走行距離365km。一泊二日でこのくらいの距離を走ると、出かけたという気分がします。
高速の安達太良SAです。なぜウルトラマンなのか・・・見るたび思うのですが、未だに調べていません(;^_^A
二本松から岳温泉と土湯温泉をかすめ、たどり着いた先は、鷲倉温泉さん。
ここまでくると、風が強くて寒い。もう、冬の気配を感じました。
入浴料は800円ですが、タオルとそれが入ったポーチがもらえます。
こちらは、硫黄泉と酸性緑礬泉(さんせいりょくばんせん)の二つの源泉があります。緑礬泉という文字を始めて目にしたので、行ったみたいと思ったのです。
湯活の大先輩の、Twitterのフォロワーさんが、この文字の読み方と、「酸性の硫黄で分を含むお湯」のことだと教えてくれました。
その湯屋がこちらです。
脱衣所には、脱いだ着衣を入れる籠があるだけです。浴室には、シャワーやアメニティーに属するものは、何もありません。
周りは、少し紅葉が始まっていました。
ぬるめのお湯なので、ゆっくり長湯をしていたら、本宮から息子さんと紅葉ドライブに来たという年配に女性と遭遇。年配とはいえ、小さなお孫さんが3人とおっしゃっていたので、もしかしたら私とあまり変わらないかも(笑)
この後、服を着て硫黄泉の大浴場に向かったのですが、私より一瞬先に入った女性客2人が、大きな声でお喋りをしていたので、入浴を断念して帰りました。
こちらの緑礬泉は、入った最初に肌がピリピリしました。次のお湯に入ったらボディークリームを塗ろうと思っていたのが、それができなかったため、この後、肌がパリパリで。。油断は禁物ですね(笑)
熱塩温泉に向かいます!
今回のルートは、スカイラインからレイクラインを経由し、裏磐梯を抜けて喜多方市の端に出、米沢に向かうルートで熱塩入りというものでした。
途中、山の中でラーメン。
まず店内に入りテーブルにつくと、おばあちゃんが怪訝な顔で私を観察していました(笑)「1人げ?だんなはいねの?」これが、第一声ww
こんなおばちゃんが、1人でドライブしているのがよほど珍しかったのかもしれませんね(^▽^;) 「うめがら飲め」と出してくれたお茶。番茶ですが・・・(笑)
お願いしたラーメンが来ました。(。-人-。) ゴメンネ・・・まずいww(あくまでも、私個人の感想です)
お腹が空いていたので、全部食べました。麺が溶けそうなほど柔らかかったです。私はまだ、全部の歯が健在なんですが(-_-;)
次に向かったのが、日中線記念館。
キャー可愛い♪
改札です。
待合室です。
待合室の天井。
線路側からみた建物。
汽車の進行方向から見た駅舎。
そしてここで大発見!日中線とは、喜多方から熱塩駅までを結んでいた国鉄だとは知っていましたが、実は私が住む栃木県と深い繋がりがあったようです。
元々は、日光のお膝元の今市から、会津を抜けて喜多方を通り、米沢市までを通すはずだった路線の一部なのだそうです。
栃木県は昔、下野の国と呼ばれ、福島県は岩代の国と呼ばれていました。山形が羽前の国と呼ばれていたことから、全線が開通すれば「野岩羽線」と呼ばれることになっていたそうです。
それが支那事変が激化し、太平洋戦争に突入したことで、この計画が頓挫し、そのまま廃案、廃線に繋がったそうです。
現在、今市市から会津若松市までは、野岩鉄道が東武鉄道によって繋がっています。この区間だけは、特急列車に乗っても、特急券がいらないのです。
野岩鉄道という名前の由来が、やっと分かりました。スッキリするとともに、思わぬご縁に、チョッと興奮しました(笑)
大塩温泉山形屋
大塩温泉で、1人宿泊を受け入れてくれているのが山形屋さんだけでした。楽天とじゃらんで検索しただけなので、電話で直にお願いすれば泊めていただけるかもしれませんね。
「一流のいなか」をコンセプトにした、7階建ての大きな旅館でした。通常、数部屋しかないような温泉旅館が好きで、そうした旅館にばかり泊っていたいので、大きな旅館は少し不安です。
こちらの旅館は、足湯、大浴場、露天風呂、チャコールバーデン(炭を使った温浴施設)などがあって、多彩に楽しむことができます。
まずは投宿です。部屋は掃除が行き届いていました。映っていませんが、座椅子が私が嫌いが木のツルツルのヤツで、落ち着いて座っていられないのが残念でした。
お湯は大きなポットに用意されていて、いつでも沸かし直しができます。水はテーブルにある小さなポット。冷蔵庫は空っぽ。お茶セットにはお茶だけでした。
おしぼり、お茶請けが二つ。小物入れ。フロントで貸してくれるアルコールの消毒スプレーは、帰りにフロントに返却するものです。
部屋にはお風呂こそないものの、トイレと洗面台はあります。これは嬉しいよね^^アメニティーは、必要最小限でした。
スリッパに貼れるよう、シールが準備されていました。これで、ほかの人のスリッパを履く心配がありません。
まずは足湯です。
お天気が良ければ、夕焼けがキレイだったのでしょうねぇ。。でも、1滴も雨が落ちなかったことは、さすが晴れ女と自画自賛(笑)
こちらは、朝湯の時に撮った大浴場です。外に屋根がかかった半露天があるのですが、そこにあった貼り紙が不思議でした。
「アブやメジロに注意してください」
メジロ??鳥の??? なんで???? 誰にも聞けず、未だに謎です(''◇'')ゞ
今回は夕食無しの朝食付きプランでお願いしました。そしたら、なんと夜の時間がたっぷりあって、自由な気分が満喫できました。
私は元々あまり量を食べることができず、旅館の美味しい夕食を無理してお腹に詰め込むと、苦しくて眠ることができなくなるのです。
今回の夕食は、熱塩温泉入り口にあったセブンイレブンで、レタスたっぷりのサンドイッチとゆで卵2個。缶ビール2本です。これで十分なのですから、夕食がキツイのも仕方ありません。
で、泊り客たちが夕食の時間帯に、中国式マッサージをお願いしました。中国式というからには、ツボをグイグイおすのかなぁ・・・痛いだろうなと想像していたのですが、どちらかというと、オイルマッサージに近い手技でした。
そしてチャコールバーデンも楽しみました。低温で、室内も明るかったため、本を片手にじっくり汗をかきました。
足元にあるビニールシートを被って使うそうですが、どこにも使い方がなく、分からないままでした。最後の大浴場で掃除をしていたスタッフに聞いて、初めて知ったのです。
大判のバスタオルと専用の浴衣をフロントで借り、大浴場で着替えてから地下におります。時間が無制限なのもありがたいです。
自分の判断で大浴場にもどり、シャワーで汗を流してから何度目かの入浴。部屋に戻り、敷いてもらった布団の上に寝転びながら、テレビを見ていたはずなのですが、いつの間にか眠っていました。
気が付いたのは11時過ぎ。この時間はお風呂が清掃時間になるため、入れないって言ってたなぁと思い出し、歯磨きをして、再び布団へ。今度はちゃんと掛け布団の下に潜り込みましたよ。
実は私は寝つきがとても悪く、入眠補助サプリが必要な日がよくあります。一度目が覚めると、これまた眠れない・・・
なのに、寝ましたよ(笑)たぶん、最初にテレビの前で寝てしまったのが21時ころ。途中歯磨きをしましたが、あとは朝6時に目覚ましが鳴るまで爆睡でした(*^^)v 温泉効果? 炭効果? 一人温泉旅を始めて数年。やっと「これだな!」と思える温泉時間に巡り合えた気分です。
朝は、朝風呂の後に朝ごはんです。
夕ご飯を無理しなかったおかげで、朝はお腹が空いていました(*^^)v それでも、何とか頑張って全部食べられたという具合です。
その四 白米は輝いていないといけません・・・これだけは残念なことに、輝いてはいませんでした。この時期なので、新米を期待したのですが、たぶん違うと思います。
でも、この後ラウンジで、セルフですがコーヒーやジュース類を自由に飲むことができます。また、チェックアウトの時には、お土産のお箸もいただきました。
せっかくなので、チェックアウト後に小さな熱塩温泉共同浴場へ。
中はこんな感じです。
脱衣所は、女性は左側。真ん中のカーテンがL字のレールに下がっているので、それを引いて目隠しをします。
中は2人も入れば、ソーシャルディスタンス的にいっぱいかなという大きさ。
手前のカーテンで、男性用のスペースと繋がっています。
代金200円は、示現寺手前右側角にあるお店に支払います。近くには、無料の足湯もあります。
私は、熱塩温泉というのは、塩の湯であると同時に、とっても熱い温泉なんだと勝手に思っていました(苦笑)行ってみると、熱い湯ではなく、それはこの共同浴場でも証明された気がしますww
帰りは中ノ沢温泉経由で♪
せっかくなので、帰りは中ノ沢温泉でもうひとっぷろ♪ ググってみて、ここキレイかもと思ったのが、西村屋さんです。
喜多方から磐梯山の裾野を回り込むように走り、中ノ沢温泉を目指します。運転をしていたので、写真は撮りませんでしたが、磐梯山の裾野はすごく広く雄大で、そこに広がる棚田が美しくて・・・次は、水が入った春先の棚田を観に来たいと思ったくらいです。
一緒に雄国沼も歩きたい!そして温泉に浸かって・・・と、希望が膨らんじゃます(笑)
中ノ沢温泉が、酸性泉であることを知っていた私は、実は少し敬遠していました。酸性度が2度台の温泉に入ると、体調によって湯ただれを起こすからです。
でも、熱塩温泉でたっぷり眠ったし、マッサージもしたし、薬も持ってるしということで、今回寄ってみることにしたのです。何しろ、噴出量が日本一とか・・・魅力的です♪
ここ中ノ沢温泉には、湯宿は数件です。その中から私が西村屋さんを選んだのは、湯の色の美しさ。
ここには、熱めの浴槽とぬるめの浴槽があります。真ん中を大きな岩が遮っている形です。そこから流れ出る湯の多いこと!もったいないほどの、かけ流し状態でした(笑)
中ノ沢温泉の源泉は、どの旅館も同じです。西村屋さんがこんなきれいなブルーなのは、タイルの色が透けて見えるから。
私、実は浴槽がタイルって好きなんです。温泉に長い時間入っていることが多いので、出たり入ったりを繰り返します。そんなとき、岩を積みあげたような浴槽だと、落ち着く場所がないのです。
同じ理由で、ヒノキなどの浴槽も大好きです。
中ノ沢温泉のお湯は、湯量が豊富な硫黄泉です。普通は、真っ白になってもおかしくないのですが、豊富な湯量のため、温泉が新鮮なので、真っ白にはならず、少しだけ白いお湯な感じです。
上品な白いレースから空かしてみたように、タイルのブルーが湯色に溶け込んで、こんなきれいな色になっているのです。
湯上り後、またまたランチはラーメンです。西村屋さんのお隣にあった、小西食堂さん。駐車場も一緒だし、西繋がりだし、親戚とか?
ここでも、1人かと念入りに確認されましたが、おばちゃん1人って、そんなに珍しいですか?
(。-人-。) ゴメンネ・・・普通かな(あくまでも私的にはです)
あぁ!!!帰りたくない!!!と思いつつ、母成グリーンラインを走って帰宅の途へ。
ここを走っているとき、私の前には2台の車がありました。でも、次々と私を避けて止まるんです。
私、煽っていませんが。。みんな気にしながら走っているんだね。嫌な世の中になったなと、思わずにいられませんでした。
さて!次はどこに行こうかな^^ 次は夫も連れていってあげようかなぁ(笑)