50歳からの温泉一人旅と60歳から始めた低山ハイキングの記録

50歳を過ぎてから温泉一人旅にハマり、60歳を過ぎて低山ハイキングの楽しさを知りました。山に登って温泉に浸かる醍醐味を知ったら、やめられませんって( ´艸`)

サウナより汗かくぜ!会津柳津温泉と日本三大虚空蔵尊に行ってきました

お助け給えや 十三仏 不動(ふどう)明王 釈迦(しゃか)如来 文殊(もんじゅ)菩薩 普賢(ふげん)菩薩 地蔵(じぞう)菩薩 弥勒(みろく)菩薩 薬師(やくし)如来 観音(かんのん)菩薩 勢至(せいし)菩薩 阿弥陀(あみだ)如来 阿閦(あしゅく)如来 大日(だいにち)如来 虚空蔵(こくう王)菩薩さま 南無阿弥陀
 
なんだと思います? 私が嫁いだこの地域では、お葬式が済んだ後、こうしてお念仏をうたうことが習わしでした。最近では、斎場でお葬式を済ませることが多くなり、山間のこの地域でも、こうしたお念仏は久しく聞かなくなりました。
 
でも、このお念仏のおかげで、それまで知らなかった仏様の名前を知ることができました。虚空蔵菩薩も、その一つです。
 
先日、米沢の帰りに寄った四季の里で、福島温泉Mapという地図を手に入れました。温泉好き、ドライブ好きな私には、とってもとってもありがたいMapでした。
 
それを眺めていて見つけたのが、柳津の虚空蔵尊だったのです。夫の守り本尊でもある虚空蔵様を参拝し、夫の健康を祈りたかったので出かけてきました。
 

まずはラーメン♪

この前の米沢で、米沢ラーメンを食べる予定だったのが叶わず…Twitterのフォロワーさんに、せっかく教えていただいたラーメンが食べられなかったことで、ずっとずっとラーメン食べたいという欲求がくすぶり続けていました。

 

ググって見つけたのが、こちらのラーメン屋さんです。

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風にそよぐ暖簾はありますが、看板はありません(笑)ここは、元々フルーツなどを安く販売していた(栃木では南国フルーツとかいうチェーン店でした)跡地にみたいです。

 

お店の名前は古川農園。場所はこちらです↓

 

 

会津の街並みを見下ろす位置にあります。11時開店で11:30くらいに行きましたが、すでに並んでいました。逆に12時を過ぎたころから、空きができてきたように感じました。

 

ラーメンは喜多方ラーメン。手打ち面はもちもちだけど、麺が太いて聞いて、普通のラーメンをお願いしました。

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チャーシューが美味しくて、チャーシュー麺にすればよかったと少し後悔。喜多方ラーメンらしい、ラーメンでした、

 

ただ、メンマが残念。メンマって、中国からの塩漬メンマを使用するのが普通です。塩を抜いた後、そのお店の味に仕上げたり、出来合いの業務用メンマを使うのだと思います。ここのメンマは、塩を抜いただけ?みたいな味でした。

 

でも、全般的には美味し喜多方ラーメンです。細麺好きな夫は、少し不満だったようです(笑)

 

愛の花園

今回の目的の一つが、愛の花園を訪ねること。ネーミングだけみると、ラブホ?昭和かよ!?と突っ込みたくなりますが、そのほのぼのさは笑えないレベルです。

 

これも、温泉Mapで知ったものです。温泉Map最強!ほかの県でも、ぜひ作って欲しいMapです。

 

 

 本当に、泣きたくなるくらいのほのぼの感です。長嶋さんご夫婦が、丹精込めて作った庭を、無料で開放してくれています。

 

テニスコート4面分という案内もありますが、所狭しと花が植えられていて、逆に狭く感じるくらいです。

 

「わんこも入れますか?」という問いに、奥さんはニッコリ笑って頷いてくれました。奥では旦那さんが、花壇を手入れをされていて、見せていただいてますというと、無言で頷いてくれました。

 

無口だけど、とっても暖かくて…

 

無料なのに駐車場があります。

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3台から4台の車を停めるスペースがあります。

 

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開花している花は、全体の3割程度でした。でも、ワンズを連れているので、暑い時期は無理。

 

帰りにありがとうございましたというと、また来てな^^と…まだまだ沢山咲くからなと…そんな言葉さえ暖かくて、ほっこりと幸せを分けていただきました。

 

柳津虚空蔵尊

会津柳津は、時々通りかかりましたが、会津の端くらいの認識しかありませでした。ここに、こんな立派な虚空蔵尊がるとは!

 

三大虚空蔵尊とは、伊勢の朝熊虚空蔵尊、会津の柳津虚空蔵尊とともに、村松虚空蔵尊を指し、空海が同じ木から、それぞれの虚空蔵尊を彫ったと伝わっています。

 

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この岩の上にあるのが、虚空蔵尊です。岩盤の左側には、大日如来が…

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虚空蔵菩薩は、丑年生まれの人と、寅年生まれの人の守り本尊です。

 

寺なので、ペット可かと思って行ったのですが、ペット不可と立札がありました。仕方なく、ワンズは窓を開けた車にお留守番です。

 

この階段を登ります。ワンズを抱っこして上ることを考えると、ムリだったかもしれません。

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たどり着いたこちらが、虚空蔵菩薩が祀られた社です。

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そして牛。

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なでるところは、ほぼ同じみたす( ´艸`) 私は、いつもの首コリ肩こりが楽になりますようにと、首と肩を触らせていただきました。

 

御手水はこちら↓

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階段を上がって、経路に従い左へ。

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眼下に見えるのは、只見川。この辺りは、ダム湖の始まりになるようで、流れは余りありませんでした。

 

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福島県会津地方に行くと、必ず赤べこのお土産がありますが、実は赤べも発祥の地は、この柳津でした。

 

1611年、会津柳津地方を襲った大地震で、虚空蔵菩薩をまつった本堂も大破してしまいました。只見川沿いの村々から寄進された材木を、岩場の上まで運ぶことに難儀していた折、どこからともなく赤べこが現れ、村人に力を貸してくれたそうです。

 

そして、材料の運搬が終わると、虚空蔵堂の完成を待たず、赤べこは消えてしまったというのです。

 

この赤べこに感謝して誕生したのが、今に伝わる赤べこです。赤は魔除けの意味を持ち、今では疫病退散の守り神として親しまれています。

 

御朱印をいただこうと思っていたのですが、受付は平日のみでした(;^_^A 仕方のないことですが…残念感は否めませんww

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虚空蔵菩薩堂を後に、奥の院弁天堂に向かいます。

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鐘撞党を後に、一本道です。モミジの若葉が青空に映えて、清々しい道でした。この道の先、降りた道路を左に向かいます。

 

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赤い橋を渡ると、その先は墓地でした。墓地を通り抜けた先に、弁天堂がありました。

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この弁天堂は、室町時代の中ごろに建てられ、当時の禅宗様式を今に残している国宝です。

 

弁財天は女性の神様で、安産子育ての神様ですが、こちらの弁財天は特に音楽と手仕事が上達する神様として伝わっています。

 

帰り道、すごく雰囲気の良い脇道を見つけました。

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夫が脇にいるので、幹の太さ分かるかと思います。元々は、こちらが弁天堂の参拝道だたのはないしょうか。

 

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実はこの道は、虚空蔵菩薩堂を抜けた目の前にありました。標識も無いので、無駄に遠回りをしてしまったようです(;^_^A

 

わんずを車に置いているので、時間がなく、ただただ手を合わせることだけで足早に過ぎてしまいましたが、本当はもっと奥深い歴史を含んでいそうな場所でした。

 

車に急ぐ道で見つけた郵便ポスト。

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こんなところにも赤べこが♡ 可愛いとしかいえません(笑)

 

車に戻り、ワンズに水を飲ませ、少しだけ散歩をさせたあとは、柳津温泉を堪能しようと町民センターに向かいます。

 

虚空蔵菩薩堂の近くにある旅館でも、日帰り温泉をお願いすることはできるのですが、その日の都合によるということで、確実な日帰り温泉施設を選びました。

 

柳津温泉

塩泉であることは知っていました。会津山塩と言われる塩が、この辺りの温泉を元に作られいることも。。この辺りの温泉は、熱塩とか大塩とか、とかく塩が付くことも意外ではありません。でも、入るのは初めてです(;^_^A

 

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つきみが丘町民センターです。一見すると、公民館的な。。玄関の正面にあった伽羅の木です。

 

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一瞬、松と思いましたが、香木で知られた伽羅だと知り驚きました。伽羅も見たのは、初めてかもしれません(;^_^A

 

アルコール消毒後、受け付けて体温測定。300円を払って、浴室に向かいます。

 

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公民館にしか思えない(-_-;) 突き当りを左です。階段を降りると、浴室があります。

 

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独泉、いただきました!

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湖のような只見川。源泉かけ流し♪ ただ、常にオーバーフローがあるわけではなく、人が入ると溢れだすような湯量でした。

 

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ナトリウムと、カルシウム。肌にまとわりつくような、まったりしたお湯です。そして、塩辛い(笑)

 

温まりの湯ともいわれる塩泉なので、本を片手に半身浴。でも、10分もたつと、頭皮から汗が滴り落ちてきます。普段を汗をかかない私は、正直びっくりしました。

 

普段サウナに入っても、汗をかくのは、やっと3クール目なのに、この温泉は凄い!湯温は、42度から高くても43度程度と感じました。

 

自宅の給湯温度は42度の設定していますが、汗はほぼかきません。やはり、これが温泉の力なのだと実感しました。

 

おわりに

柳津温泉は、元々西山温泉から湯を引いていたそうです。ここにも自前の温泉が欲しいと思った人々が掘削をしたところ、今の温泉が湧いたそうです。

 

近くの西山温泉は、神の湯ともいわれる湯治場です。近いうちに、西山温泉と柳津温泉、只見線に乗って早戸温泉、中川温泉、大塩温泉を巡り、会津高田駅に戻って小林食堂さんを訪ねる旅をしたいと計画中です。