久しぶりの2泊3日の一人旅です。前回、柳津に行ったとき、西山温泉を知り、ぜひ行ってみたいと思ったのがきっかけでした。
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相変わらず盛りだくさんになってしまいました^^; 私は、ゆっくりとはのんびりというのは、性に合わないのかもしれません。
西山温泉に向かう1日目
1日目の目的は、Twitterで知り合った昭和レトロな食堂で、ラーメンを食べることと、この前行ったときに、御朱印をいただけなかった虚空蔵尊でそれをいただくこと。
高速道路を使っても使わなくても、時間に大差はないので、下道を走ります。予定通りに着いたのは、会津只見線「会津高田駅」の前にある、小林食堂さん。では、今回も時系列です。
会津高田 小林食堂さん
角にあるお店で、駐車スペースは3台くらいでしょうか。本来は、駅から降りたお客さんが多いお店かもしれません。
Twitterで知り合ったからという理由で行ったのですが、実は私より数か月早く、妹がお邪魔していたようです(笑)妹は、バイクでツーリングするのが趣味で、私と同じように会津大好き人間です。
それに気が付いたのは、メニューをみたときです。「とらさん支那そば」って、どこかで聞いたなぁと思い出したのです^^
届いた、とらさん支那そばはこちら↓
スープの見た目の黒さより、あっさりした薄味のアーメンでした。麺は喜多方でみかける手打ち風の太麺です。
シンプル イズ ベストな感じが、良いですね^^
実は、お店に入ったとたん、「ツイッターの方?」と聞かれ、ビックリしました。分かるんですか?とお聞きしたら、「いや。。なんとなくそんな気がした」って(笑)
左側の黒い箱は、焼き物です。会津名物のニシン山椒漬けを作る容器だそうで、と聞かれましたが、さすがに使わないものはいただけません。
その右側のサッポロ赤ラベルのジョッキは、ずいぶん昔のものらしいです。そういわれてみると、最近は黒ラベルですものね。
一番右の、箱に入ったものは、50年くらい前のぐい飲みグラスですって。柳 宗理さんというガラス作家さんが、日本酒造組合中央会の依頼でデザインし、作ったものだそうです。
左にあるのが最近のものとのことですが、大きさが全然違うし、海外で安く作る量産品だということです。
で、50年前のグラス、いただいちゃいました♪
お腹を満たしたところで、ここから車で30分ほど走った場所にある、虚空蔵尊に再び向かいます。
福満虚空蔵菩薩圓藏寺
この前伺ったのは土曜日でした。御朱印は土日以外の平日のみとあったので、今回は金曜日に休みをとって出かけたのです。
ところが、御朱印はもらえませんでした。参拝の後、御朱印をいただきたく旨を伝えると、まずは御朱印帳を確認させていただきますとのこと。
私の御朱印は、お寺用と神社用に分けていますので、お寺用をお渡ししました。パラパラとページをめくりながら、あぁ・・と一声。
その御朱印帳には、上杉家墓領の御朱印があるのです。どうやらそれがNGみたいです。上杉家墓領は、あくまでも人のお墓。御朱印は神仏の魂をお分けするものですという説明でした。
説明の趣旨は分かりました。が、もう来ることはないなとおもいました。
それはさておき、前回、ぐるっと見たはずの虚空蔵尊とその周りですが、やっぱり一人で行くと、沢山気が付くところがあって楽しです^^
丑年と寅年の守り神、虚空蔵尊です。前回は緑色の牛に目が行ってしまいましたが、違う牛と寅を見つけました。
けっこう堂々とあるのに、眼に入らないってww
いったん下に降りて、駅に向かってみます。
ちょっと可愛い駅だと思いませんか!? 駅の隣には、SLが置いてあります。
虚空蔵尊から歩いて10分程度の場所に、柳津駅があります。駅までの道には、レトロなお饅頭屋さんや、一般のお宅がありました。
虚空蔵尊前に駐車場に戻る前に、前回は素通りした、圓藏寺さんの正面から入ってみました。
建物に近づいて上を見上げると、寅・・・?
ということは、反対側には牛!と思って回ってみたら・・・
獅子・・・?かなぁ。。(笑)
まぁ、こんな風にプラプラと好き勝手に歩けるのも、一人旅ならではですね^^
久保田地区三十三観音
会津には、昭和な雰囲気を残した地域が沢山あります。それも、私が会津をこよなく愛する理由の一つです。
そんな地域の一つに、久保田という場所があります。まるで平家の落人村かと思えるくらい、家が1軒もない山間の道路を走り、やっと集落があったと思ったら、そこが久保田でした。
久保田三十三観音は、久保田の家々が立つ場所より、もう少し上にありました。
虫よけスプレーをして、ウォーキングポールを持って、スタートです。最初は、こんな階段を登りました。
最初の観音様に出会いました。
上り道のところどころに、観音様がいます。
こちらが珍しいという、マリア観音です。
ある程度上ると、頂上付近は平らで、観音様は横繋がりに並んでいます。
不思議に思ったのは、ほとんどの観音様は先手観音なのです。次に多いのが聖観音で、ところどころに馬頭観音がいたり・・・なぜ同じ観音様ばかりなのか聞きたかったのですが、村人は発見できませんでした(;^_^A
こちらが村の様子です。懐かしい臭いがしませんか?
神の湯「西山温泉」中の湯さんへ
左奥の建物が、中の湯さんのはずです。西山温泉は、山の中を流れる川沿いに数件の旅館があるだけの、小さな温泉地です。
柳津温泉は、最初はこの西山温泉から温泉を引いてたいそうです。西山温泉の回答は1200年前ということですから、塩原温泉と同じくらい古い温泉地です。
2泊お世話になった中の湯さんです。
建物は決して新しくはなさそうでしたが、ピッカピカに掃除が行き届いていて、気持ちの良い旅館でした。
予約は電話とファックスのみ。料金は、休日割り増しや一人旅割り増しがあるので、ホームページに記載された料金より、実際は数千円高くなります。
部屋は・・逆光だし、電気つけてないしww
ここからコンビニに、酒を買いに走れないと思っていたので、よかったぁ!
写真を撮ったときは、コーヒーがあって良かったと思ったのに、この後から1度も思い出すことがなく、ずっとコーヒー飲みたいと思い続けていました(笑)
茶葉が、かなり良いものだったので、美味しくて・・・お茶ばかり飲んでいました(笑)
さて、一休みしたら、ひとっぷろ浴びてきますかね♪ 中の湯さんは、3つの源泉があります。内湯、外湯、露天風呂が全て違います。
外湯は、建物を出て向かいますが、同じ敷地内にあって、ご自宅の隣です。男湯、女湯はなく、空いていれば入れるという仕組みです。自分で確認するわけにはいかないので、フロントで「入れますか?」と聞くのがお約束です。
お湯が黒く見えるでしょう?実際、黒いんです。大出館の墨湯ほどではありませんが、透明感のある黒いお湯でした。
湯ノ花は白がメインですが、その中に小さな黒い湯ノ花も漂っています。私は黒い湯ノ花って、初めてかもしれません。
塩化物泉ですが、ほのかな硫黄臭が漂う、柔らかなお湯でした。ただ、お湯自体のパワーは、柳津の塩の湯のほうが強いように感じました。(個人の感想です)
このお風呂の外に、露天風呂があります。
こちらは、無色透明で、湯ノ花も白いものだけです。硫黄臭はありますが、優しいお湯でした。
どちらがどちらの成分表か、素人の私には分かりませんが、どちらも保湿成分のメタケイ酸やメタホウ酸が豊富で、美人の湯ですねー^^
脱衣所にあるパウダーコーナーは、ものすごくシンプルです。何もないといっても良いくらいで、正直驚きました。ドライヤーは、貸してくださいとお願いすると、延長コード付きで貸してはもらえます。
部屋にも常備されていないので、自分のお気に入りを持っていくか、フロントでお借りするかしかないようです。
温泉を楽しみ、湯上りのビールをゴクゴクしていたら、夕食の準備ができましたとご案内いただきました。実は、こちらの宿の部屋には、電話がありません。部屋数が少ないせいかもしれませんが、こうした案内は部屋まで来てくれます。
ホームページでは、部屋食とあったので選んだ宿でしたが、実際は個室食でした。個室にはテレビもなく、1人ポツン状態で・・・私は本を持っていくので気になりませんが、そうでもしないと落ち着かないかもしれません。
夕食は山の幸三昧です。
真ん中にあるコゴミは、春先に採ったものを、軽く茹でて冷凍したものだそうです。左上が豚肉をソテーしたもので、えごまのソースをかけてくれていますが、えごまって、実はあまり好きではなくて・・・(-_-;)
フキを煮た右下の椀の上にあるのが、会津名物のニシンと山椒を着けたものです。山椒は好きなので、それ自体は美味しかったですが・・・ニシンはどうでしょう。。
ビールを飲みながら、御膳の品をいただくうちにお腹がいっぱいになってしまいました。ご飯は遠慮して、お味噌汁だけいただいて、この日の夕食は終了です。
2日目の記録は、次の投稿とします。一人旅、やっぱ好きだわぁ^^