50歳からの温泉一人旅と60歳から始めた低山ハイキングの記録

50歳を過ぎてから温泉一人旅にハマり、60歳を過ぎて低山ハイキングの楽しさを知りました。山に登って温泉に浸かる醍醐味を知ったら、やめられませんって( ´艸`)

雀のお宿「磯部館」さんに1泊と砂塩風呂初体験など…群馬県安中市磯部温泉の旅(2023年旅終い)【1日目】

年も押し詰まった12月26日から、1泊で、磯部温泉に泊ってきました。行は全て下道で173km。3か所に寄ったので、5時間半かかりました。それにしても、火曜日のR122を走るのはNGだと判明(;^_^A ありとあらゆる食堂が、全て休みだなんて・・・ランチ難民になりました(^▽^;)

 

 

足尾銅山観光

足尾の街は、何度も通過しているのですが、今回は一人で行ったこともあり、せっかくだから足尾銅山観光をしていこうと思いました。

 

この入り口反対側に、公衆トイレがあります。入坑券売り場は、この先の道を少し下った先にありました。

 

幟の後ろにある建物の真ん中あたりに、チケット販売所があります。大人1人830円。小学生・中学生は410円です。

 

チケットを購入したら、指示されたトロッコ乗り場に向かいます。メンテナンスなどの影響で、乗り場が変わることがあるようです。

 

これがトロッコです。発車時刻が決まっているわけではなく、乗客が1人でも出発します。それもそのはずで、乗っている時間はわずか2分~3分程度でした。

 

ここは実際に1973年の閉山まで、実際に使われていた坑道です。足尾銅山の坑道は、全長で」1234キロメートル。およそ東京から博多までの距離に匹敵するそうです。また、江戸時代から掘り続けた坑道は、上下に網の目のようにつながっていて、その高さは1000メートルにもなるそうです。

 

ここがトロッコの終点です。ここからは順路に沿って、歩いて江戸時代から昭和までの掘削風景を見ていくのがこの足尾銅山の展示でした。

 

こうして岩を砕く人、それを運ぶ人、あふれ出す水を運び出す人など様々な分担作業の上で、銅が掘られていたようです。銭形平治が投げていた「寛永通宝(一文銭)は、足尾銅山の銅も使われており、裏に「足」の字が刻まれていたそうです。

 

そして次第に機械化が進みましたが、それに伴い、足尾鉱毒事件がおきます。今回の展示場では、華やかだった足尾銅山の歴史にスポットが当てられているだけで、日本で最初の公害と言われた足尾鉱毒については、一切触れられていませんでした。

 

この足尾鉱毒事件は、未だに終わってはいません。311東北大震災の際には、渡良瀬川下流域で基準値を超える鉛が検出されています。

 

また、広大な渡良瀬遊水地は、治水や貯水を目的としたものではなく、この鉱毒に対する対策として作られたものです。

 

ja.wikipedia.org

 

貴船神社

前回、みどり市からの帰り道に「貴船神社」という大きな看板を見つけ、次に来た時には行ってみたいなと思っていました。なので、今回同じR122を走ってきたので、寄ってみることにしました。

 

kifune-gunma.com

手を洗い、階段を登ります。

 

本殿です。もうすっかりお正月の装いですね。年が明けたら、沢山の参拝客がいらっしゃるのでしょうが、年末はとっても静かにお参りができました。

 

本殿右側に併設されている社務所で、御朱印をいただきました。

 

 

松源寺

次に向かったのが、松源寺さんです。ここは、御朱印集めをしていたころに、可愛い御朱印を貰えるお寺さんということで知っていた場所でした。

 

なんか金儲けの臭いがプンプンなんだけど…と感じたのは、私の主観です(^▽^;)

 

で、御朱印をお願いすると、手書きもできますが、人気なのは刺繍の御朱印なんですよとご住職。

ご住職のお友達が刺繍をされているとか・・・私は手書きでお願いしました(;^_^A

 

 

この時点で午後の1時を過ぎていました。お腹は空いているけど、営業しているお店が無い(´;ω;`)ウゥゥ この松源寺さんを出て川を渡ったところに、やっとコンビニを発見! パンを買って空腹を満たし、血糖値を上げましたww

 

ここからだと宿着が3時半か4時くらいになりそうなので、宿に直行することにしました。

 

R50から県道18へ。目の前には松井田妙義山や浅間山の壮大な風景が広がります。いつかは登りたい妙義山。登れる日はくるのかなぁ。。

 

群馬県安中市 雀のお宿「磯部館」投宿

 

www.isobekan.com

 

案内していただいた部屋へ向かう通路に脇に、雀が(⌒∇⌒)

 

私らしくない老舗旅館だけど、訳アリのプランを、さらに楽天ポイントを使って4760円で宿泊しました。いつものように、夕食無し・朝食付きのプランです。

 

投宿! コロナ禍以降、お布団が敷かれていることが多くて、嬉しい♪

 

出ました!名物磯部せんべい。磯部温泉の温泉に含まれる炭酸を使って、このおせんべいを膨らませています。小麦粉と砂糖、温泉だけで作られた、くちどけが優しいおせんべいです。

 

トイレの脇ににある手洗い場所。鏡もあるのでメイクもできるかも。。

 

トイレが個別にあるのは嬉しいですよね。

 

浴衣・フェイスタオル・バスタオル・足袋型の靴下。磯部旅館の館内履きは雪駄なので、靴下は足袋タイプでした。

 

このほかに、お湯が沸かせるポット、空っぽの冷蔵庫、貴重品用金庫、冷水が入ったポット、日本茶が置いてありました。

 

布団は、敷布団が一枚だったせいか、畳の硬さをもろに感じてしまいましたが、酒を飲む私は、気にせず眠れました( ´艸`)

 

訳アリプランだったこともあり、通された部屋は喫煙可のお部屋。部屋に入るたび「くっさ!」となりましたが、それは仕方ないのかなぁ・・・と諦めました(;^_^A

 

さて、なぜ磯部館さんが雀のお宿と言われているのか・・

・・・だそうです(⌒∇⌒)

 

磯部温泉街散歩と夕食

いったん部屋に落ち着き、普通ならここでひとっぷろですが、この日は既に午後4時を過ぎているし、お風呂に入って、また着替えて街にでるのも面倒な気がして、入浴は帰ってからと決めて外に出ました。

 

私の部屋は2階だったので、階段でフロントに向かいます。階段下は、コーヒーラウンジになっていました。

 

どの飲食店も、夕食タイムの営業は、5時かららしいので、それまで温泉街を歩いてみます。

 

宿で貰った散策マップを手に歩き出したのですが・・・この地図が違うww 地図では、磯部簗をそのまま抜けると赤城神社と磯部公園があるようになっていますが、簗は通りぬけできません!

 

簗までの道路を道なりに右折すると、直ぐ現れるのが磯部公園です。

ここの階段を登ります。

 

文学碑を横目に少し歩くと、日本最古の温泉マークがあります。これは、元々ここにあったマークではなく、江戸幕府が書いた絵図の中に、磯部温泉をこのマークで表したのが由来です。

 

そのまま進むと、磯部公園の正面入り口になり、同時に赤城神社に行く附きました。

 

赤城神社から街中に進む際、右手を見ると、妙義山の奇岩がシルエットになっていました。

 

街中の交差点には、必ずこうした標識があります。散策マップが無くても、迷子になることは無いくらい小さな温泉街のうえに、この至れり尽くせり看板ですから、ありがたいです(⌒∇⌒)

 

磯部せんべい通りを下って、足湯の方に向かってみます。

 

チョッとレトロな良い感じと思って見ていたら、左側でご主人らしき人が磯部せんべいを焼いていました。

 

工場で作ることが多くなったという磯部せんべいですが、手焼きならではの口どけや歯ざわりがあるのかもと思って、ここでお土産を購入させていただきました。

 

パリパリ感は、ほかの磯部せんべいと変わりはありませんが、口の中で溶けて残らないというのが違いかなと感じました。食べ終わったあと、歯についたまま残ってしまうということがありません。優しい味わいで、美味しかったですよ(⌒∇⌒)

 

足湯に入ってみようと思いましたが、お湯が少ないせいか、ぬるすぎて・・・入ったら絶対寒いと思って断念しました(;'∀')

 

こちらが、足湯側からみた磯部せんべいストリートです。ここまででほぼ磯部温泉街を一周したのですが、かかった時間は15分くらでしょうか。まだまだ夕食タイムにはなりません(´;ω;`)ウゥゥ いったん、近くのコンビニで、宿に戻ったあとの酒とつまみをゲットしてくることにしました。

 

コンビニで酒をゲットしても、まだ5時にはなりませんでした(^▽^;)←どんだけ狭いんだww 宿に戻って、また出かけるには微妙な20分という時間、仕方なく車に戻って本を読みながら時間つぶしをしました。寒くなくて良かった(⌒∇⌒)

 

さぁ、5時5分前。また磯部温泉街を歩いてみます。

 

温泉マークのイルミネーション見っけ( ´艸`)

 

宿から歩いて10分もかからないので、駅まで行ってみました。小さな可愛らしい駅ですが、この時間は、高校生の下校時間らしく、迎えの車が入れ替わり立ち代わりで渋滞していました。

 

駅の中央にあるイルミネーションです。

 

歓迎の看板を見ると、昭和な感じがしませんか(⌒∇⌒) 看板の下に見える「いまい食堂」さんで、夕ご飯を食べることにしました。出前用のバイクが店の前に停めてあるし、街並みにマッチしてとっても良い感じにレトロです♪

 

店内の風景。落ち着きます。

 

まずはカンパイ! 久しぶりの瓶ビール、美味しい♡

 

私はラーメンをつまみに、ビールを飲むのが大好きなんですww 量的にも、このラーメン1人前を食べるのがやっとなので(^▽^;) 居酒屋さんなら、何品か頼んでビールから日本酒や焼酎に進むところですが、一人で長居も申し訳ないなぁと。。

 

宿に戻りがてら、ふっと右を見ると・・・夕方通り過ぎた赤城神社にイルミネーションが! そういえば、軽トラに乗った男性たちが、何か作業をしていたなと思い出し、再び寄ってみました。

 

鳥居をくぐると、こんな感じ。

 

数十秒間隔で、赤いハートが消えたり着いたりしていました。

 

車止めにも、雀がいました♪

 

赤城神社前の愛妻の池も、イルミネーションが点灯していました。

 

さて、宿に戻って温泉にはいりますかねぇ(⌒∇⌒) 

 

この磯部温泉街は、道路がとても狭くて、車のすれ違いがやっとです。歩道なんてものはありません。歩いている人は、塀に張り付いたり、よそのお宅の玄関先に避難させてもらったりしながら歩く必要があります。

 

磯部館さんのお風呂

磯部館さんのお風呂は、構造上、地下1階となっています。

 

ここがお風呂です。夜は右側が女性用。左側が男性用ですが、翌日朝5時から入れ替わりとなります。

 

磯部館お風呂 お風呂の詳細は、公式ホームページを参考にしてください。洗面台にあるアメニティ類は、化粧水・乳液・シャワーキャップ・ドライヤー。浴室は、シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・泡の洗顔フォームです。

 

ホームページの内容とは少し異なり、加水・加温・循環ありとなっています。塩分含有量からすると高張性ではと思ってしまいますが、低張性中性冷鉱泉となっているのも、そのせいでしょうか? 2日目に源泉となっている「恵みの湯」に入りましたが、湯の濃さが全然違いました。

 

温泉の湯ざわりは、とっても好きな温泉の部類です。強酸性泉に入れない私は、中性よりからアルカリ性のお湯で、特に塩化物泉が大好きです(⌒∇⌒)

 

部屋に戻ってビールや焼酎を飲んでいる間に身体が冷えてしまい、結局この夜は2回ほど温泉を楽しみました。