50歳からの温泉一人旅と60歳から始めた低山ハイキングの記録

50歳を過ぎてから温泉一人旅にハマり、60歳を過ぎて低山ハイキングの楽しさを知りました。山に登って温泉に浸かる醍醐味を知ったら、やめられませんって( ´艸`)

日本考古学発祥の地をウォーキング 栃木県大田原市湯津上(ゆづかみ)地区

2月14日、世の中はバレンタインの日ですが、私は去年までのように生チョコと手作りする必要もなく、お天気もいいので「ぶらり散歩」に出かけてきました。

 

場所は、栃木県大田原市湯津上地区にある、笠石神社とその近くに点在する下侍塚古墳群です。

上の写真が笠石神社です。

 

昔は、こんな感じだったようです(⌒∇⌒) 

 

三社巡りのイベントも行っているようです。

 

賽銭と書いてある小さな貯金箱みたな箱が、賽銭入れです(笑) そして扉の奥にある社の中に、笠石が鎮座しているのでしょうね。社務所でお願いすれば、笠石を見せていただけるそうです。

 

頭にも石を乗せたこの笠石は、日本三古碑の一つで、唯一の国宝です。700年頃に建立されたもので、当時、この地方を統治していた那須国造であった那須直韋提(なすのあたいいで)の生前の貴徳をたたえて、息子たちが建立したものだそうです。

 

ただ、この碑の貴重なところは、当時の地方都市の状況がよく分かることと、加えて、朝鮮半島からの移民によってもたらされた大陸文化が文言や文字に反映されている点だということです。

 

一度は朽ちて倒れていたこの碑を、水戸光圀公の命により調査復活し、再びこの地で笠石神社の御神体として祀られたものです。

 

周りをみると、フクジュソウが満開でした。この時刻が既に午後2時を過ぎていて、日陰が沢山できてしまった関係で、すでに花を閉じ始めているフクジュソウもありました。午前中に伺うと、花は殆どが満開とのこと。春を感じますね(⌒∇⌒)

 

そして、笠石神社の駐車場に車を停めさせていただいたまま、下侍塚古墳群に行ってみました。

 

笠石神社のある十字路を渡って東に進むと、数分で道路の反対側にこの看板が目に入りました。

 

田んぼの中に、最初の前方後円墳です。こんな風に、このあたりから那珂川町小川地区にかけては、沢山の古墳があります。

 

那珂川やその支流である箒川など、水源が豊かであったこの地区は、古墳時代から数百年後までは、栃木県で最も栄えた地域ではないかとも言われています。

 

1号墳です。特に小高い丘にしか見えませんが(;^_^A

 

4号墳(円墳)

 

遠くに3号墳(円墳)右側に家があり、その庭の一部になっていました(笑)既に、右側が削られていますねww ところで2号墳はどこ??

 

4号墳の先に、右に入る道路があります。通行止めなのは下に降りる道路で、那珂川の河原にでることができます。

 

5号墳(円墳)

 

どうやら、2号墳は少し離れているみたですね。

 

6号墳(円墳)

 

7号墳(円墳)

 

8号墳(唯一の方墳)

 

そしてこちらが、この地区のシンボル的な存在である下侍塚古墳です。日本で6番目に大きい前方後円墳で、この松は、古墳が崩れないようにと水戸光圀公の命により植えられたものだそうです。そのため、「黄門様が守った日本一美しい古墳」と言われています。

 

この古墳は、水戸黄門が大日本史を編さんしようと、日本各地の資料を求めていた際に発見され、水戸光圀公の命により発掘調査を行い、出土品を絵図にして出土品を保護しつつ再び埋葬されたことから、笠石神社とともに日本考古学発祥の地とされています。

 

大日本史の資料を各地に求めたことが、助さんや角さんを連れて日本中を旅し、悪代官をやっつけたテレビドラマの「水戸黄門」の元になったことは、知られていることかと思います。

 

www.ohtawara.info

 

 

戻りながら発見!

白い表示柱が見えるので、たぶんこれが2号墳。でも、すでにどなたかの家の裏山と化している感じが(笑) 時の流れを感じますね(⌒∇⌒)