3.11の震災直後の夏、奥会津が豪雨に見舞われ、只見線は橋梁が流されて一部区間が運航ができないまま今に至ります。まだまだ東北大震災で右往左往していた日本では、この豪雨災害を知らなかった人も多いでしょう。
その只見線を復興させるべき働きかけた地元の人々、カメラマンの星賢孝(ほしけんこう)さんらの、只見線全線復興までのドキュメンタリー映画です。
しかも、私は知らなかったのですが、星賢孝さんと監督の安孫子監督の登壇もあり、客席はいっぱいでした。
「霧幻鉄道」只見線を300日撮る男
奥会津、西会津、南会津が大好きな私は、1年に1回以上は足を運んでいます。只見線が復興したら、青春18きっぷで電車旅がしたい!と、ずっと前から思っていました。
なので今回は、単純に10年もかかった復興の足跡を知っておこう程度のノリで映画館にいきました。
ohitorisama-onsen.hatenablog.com
私が知っている場所も沢山出てきて、それはそれで嬉しかったのですが・・只見線を復興させようとする地域住民の活動が、涙無くしては見られないという感動ものでした。
本来であれば、旅のブログに映画鑑賞の記事は入れないのですが、もし誰かが、このブログを読んでくれた人の1人でも良いから、映画を観たいと思ってくれたら嬉しいし、只見線に乗ってみようかなと思ってくれたらもっともっと嬉しいと思って、こちらのブログで紹介しました。
安孫子監督と星賢孝さんのお話
元々は、那須に拠点があったという安孫子監督。その関係で、7月からの東京上映に先行して、栃木県の那須フォーラムで2週間の上映となったそうです。
一番見てほしかったところは、音楽との融合だそうです。これって、最初に言ってくれないと、なんとなく心地よく流して行っちゃうよねぇ(;^_^A
冒頭から始まるフルートは、聴く人を幸せな気持ちにするフルーティストとして知られる、山形由美さん。彼女は現在那須高原に住んでいるそうです。
そんな那須繋がりで、安孫子監督の作品に山形さんが参加ということになったそうです。
ただ、編集の際、山形さんのフルートの音色を再現するのがとてつもなく難しかったと監督はおっしゃってました。
こちらは、地元で只見線のある美しい奥会津の風景を撮り続けている星賢孝さん。ちょっと重ための会津なまりが、お人柄をあいまって、とってもあったかい雰囲気の人です。
私は撮り鉄でも乗り鉄でもありませんが、星さんの写真はよく目にしていました。それが、ローカル鉄道只見線に興味を持った最初かもしれません。
出口では、写真集の販売があったり、その場でサインをしてくださったりしてらしたようですが、人が多すぎて・・・私は断念して帰ってきました。
世界一ロマンティックなローカル線といわれる只見線。アフターコロナでは、インバウンド効果も相当期待できそうです。そうなる前に、もう一度行きたい!そして乗りたい!
只見線全線開通は、今年の秋になる予定です。